グラフィエル王国

闇と終焉の神「 パウ・ファンザム 」を唯一神として崇める グラフィエル教 の国であり、聖地。
現在は湖の対岸にある ファンザム帝国 の「神を降ろした皇帝」を現世の神とし、放棄されたままの国務の一切を代行している。
各国からの信頼も厚く、機能しなくなった現在のファンザム帝国の国務を代行しているため、実質的な権力はここに集中している。
 
西の大陸で最も魔術に精通しているグラフィエル王国は、魔術に関する 神話時代 からの膨大な知識と情報を蓄えており、 「 魔力精霊紋章 」など、 西の大陸 における魔術に関する全ての情報とそれを行使する 魔術師 を管理する「 魔術師協会 」を取り仕切っている。 個体の能力を表す 魔力階級魔術師階級)によって、各国で得られる支援や権限、閲覧できる資料や情報が定められている。
 
グラフィエル王国の王位継承権第一位は第一王子の クロノス ではなく、魔術師協会が定める最高位の魔力階級「神位魔術師(ニレル)」である第二王子の サマエル 。 クロノスの魔力階級は15歳という若さで「高位魔術師(アドラム)」に至っており、彼も次期国王として申し分ない素質を持っているが、現王 サナトス は彼に王位を継がせる事をよしとしなかった。