アトラス聖王国

神話時代 からある、 東の大陸 で最も古い歴史を持つ国。
各国の王の証となる 《刻印》 を管理していることから全ての国に対する強い発言力を持つが、水面下では ユシエル小国家連合 とのにらみ合いが続いている。
街道や水路が国の隅々まで整備されており、全ての身分の者に開放している巨大な図書館があるため識字率も高く、各分野に特化した教育施設を有している。

数年前、王位継承者を巡る対立の激化に対する ニュートラタル《夢見》 の警告を国王が無視したために、両候補が神前決闘で死亡するという惨事が起きる。
それを好機と見た ユシエル地方 の国々は連名で独立の意思を示し、世継ぎ不在の アトラス聖王国 はついにユシエル地方の独立を認めた。

アトラス聖王国の「王の証」である 《覇者の刻印》 は左腕に刻む決まりがあるため、王族は代々左利き。
しかし、現在王位継承権を持つ唯一の王子 デュース はその左腕を肩の下から失っており、腕を失った際の恐怖から不安定で臆病な性格に育ってしまったため、王位の継承が危ぶまれている。