神話時代のエルフはほとんど食事を摂らずに精霊の加護だけで栄養を摂って生活していたが、精霊が弱体化してしまったヒト時代ではそれだけでは生きていけなくなり、物理的な食事を摂るようになった。
樹海に農耕を営むような開けた土地はなく、植物だけでは必要な栄養を補えないため、弓や罠を使用した狩猟を行い、樹海に生息する動物の肉を主食として生活している。
主食はケルノという鹿によく似た動物の肉。
セトという兎によく似た動物の肉も好んで食べる。
魚や鳥や虫、爬虫類や両生類、植物や菌類など、個体によって食の好みはあるが、ヒト時代のエルフは毒の無いものなら何でも食べるという、いわゆる「雑食」である。
食事の頻度は1日1~2回。木の実などを間食として適宜摂取している。
調理自体はする時としない時がある。
加熱しなければ食べられないもの・食べにくいというものは適宜調理するといった大雑把な基準。調理をするにしても焼くか蒸すくらいの簡単な加熱処理のみになる。
味付にけはハーブや果汁、樹液やハチミツなどを使用する。(エルダ樹海では塩の入手手段がほぼ無い。塩分は動物の肉から摂取)
元々食事をほとんど摂らない種族だったこともあり顎の力は弱く、硬い物は食べられない。
口が大きく開かないため、肉や大きな果実などには直接噛り付くことはなく、一口分を逐一ナイフで削いで食べる。
また、保存食を作るという概念がない。
※これらはエルダ樹海のエルフの情報であり、ヨルダ樹海のエルフの多くはこれに該当しない。