どちら側の特徴をどれだけ受け継いで生まれるかは個体差が大きく、成長速度や寿命も不明。
その多くはどちらの社会にも馴染めず、孤立しがちである。
唯一、 西の大陸 の アギエル王国 ではエルフとの混血種は一般的なものとされており、ヒト族と同等の人権もある。
混血種は、純粋なヒト族では得難い 魔力 を生まれながらに持つ。
また、少なからず 精霊 に依存する部分が発生するため、その心身はやや不安定である。
国力増強のために混血種の子を推奨する国や、ヒト族の奴隷を利用した混血種の生産・売買を行う国も存在する。
混血種がヒト族との子を成した場合、第二世代(クウォーター(1/4))以降はヒト族の特徴が顕性となる場合が多い。
混血種として扱われるのは第三世代(ワンエイス(1/8))まで。
第四世代からは外見がヒト族に限りなく近ければ再びヒト族として扱われる事もあり、この仕組みを利用して魔力(=権力)を得ようとする家系もあったが、混血種としての血が薄まれば魔力も失われていくので、長くは繁栄しなかった。
逆に、混血種が更に別のヒト族以外の人型種との子を成すこともあり、これは「複合混血種」と呼ばれ、さらに複雑で不安定な個体となる。(『MYTH』の作中では リヴィナ がそれに該当する。彼女は「 ヒト族 + ニュート の混血種」と「 アイシクル 」のから生まれた個体で、どのような成長をするのかは未知数である。)
《例外》
竜族 は圧倒的な顕性種族であるため、ヒト族や 竜 と交わって生まれた子は混血種という扱いにはならず、等しく竜族となる。
逆にニュートは潜性種族であり、ヒト族と交わると外見にはその特徴のほとんどが発現しない。
イニス がヒト族と交わった例はない。