エルフ

精霊 とともに生き、強い 魔力 を持つ妖精族。 精霊魔法 を操る唯一の種族。
耳が長く、聴覚が発達している。物理的な音だけではなく、属性相性のいい精霊の声をも拾う。
瞳は ヒト族 とは違い強膜を露出させず動物のように黒眼の部分だけが見える(精霊を介したコミュニケーションが発達しているので白眼を露出させるメリットがなかったため)。
神話時代は各地に広く分布していたが、現在は クネ王国 領内の エルダ樹海 と、 アギエル王国 領内のヨルズ樹海にのみ生息している。
 
精霊との結びつきが極めて強く、自らの外見・能力・属性・寿命までもが精霊に左右される。精霊自体の力が強かった神話時代は平均寿命が1000~2000歳程度であったといわれるが、 《神》 が眠りにつき精霊の力が弱まった今は100~200歳程度にまで縮んでいる。エルフは成人の外見に成長するまでに70~100年ほどの時間を要するため、現在生存しているほとんどのエルフは非常に若い個体が主体となっている。
 
嘘をつくという概念が無いため、皆が正直者。
精霊とともに生きるエルフは、万が一精霊を騙し精霊達からの信用を失えばエルフとしての能力や命までをもを失うことになる。そのため、本能が嘘を拒んでいるのだと言われている。
 
エルフの部族は属性別でおおまかに「火のカリオ(赤のエルフ)」、「水のブリニア(青のエルフ)」、「風のファレン(紫のエルフ)」、「土のリエラ(黄のエルフ)」の計4種類に分類される。
白のエルフは精霊の加護を失った証拠なので、死んだエルフのことを指す。黒のエルフ、緑のエルフは存在しない。
 
自らの属性や使役する精霊の属性は、自身の髪や瞳の色として出やすい。一般的なエルフは、生まれた時の髪と瞳のは母体の色かほぼ白に近い淡い色をしていて、成長とともに精霊の加護を受けて徐々に色が付いていく。個体によってどの属性の精霊に好まれるかが多少違うため、同種族の中にも様々な色のエルフが存在する。精霊の力を使役している時は瞳や髪の色がより濃く鮮やかになる。
エルフは精霊の加護を得ている状態で死ぬと、精霊の迎えがあり、24時間以内に肉体が消滅する。そのため、ヒト族の間では「エルフは死ぬと消える・溶ける」と言われている。精霊の加護を失って死亡した場合は遺体が残るため埋葬・火葬などが必要。 混血種 (ハーフエルフ)の場合も遺体は残る。
 
 
《縁(よすが)》
《縁》は、そのエルフが生まれ落ちた地に生きる長寿の樹 《縁樹(よすがのき)》 と幼少期(30~50年)を共にすることで、精霊を介して《縁樹》と魂がリンクすること(その繋がり)を指す。
《縁樹》は樹海の中に複数あり、エルフたちは生まれた地と最も近い《縁樹》とリンクすることでその周囲の精霊の恩恵を受け、精霊の力を自由に使役できるようになる。
このリンクが成立するのは幼少期のみで、このリンクを安定して定着させるためにエルフの子供はむやみに集落から離れてはいけないと言われて育つ。
幼少期に《縁》を定着させることができなかったエルフは、拠り所を持たないため徐々に衰弱しそのまま死亡する。《縁》の定着時期には個体差があり、《縁》が定着すると成人という扱いになる。
ちなみに、完全に定着する前であれば他の《縁樹》に乗り換えて改めてリンクする事もできるが、新たに《縁》を得ると、定着前の記憶は徐々に消滅していく。
なお、エルフ自身が持つ《縁》と関わりのない他所の精霊は、エルフに加護を与えないどころか攻撃性を見せることもある。
 
《縁樹》から一定期間&一定距離以上離れると《縁樹》と精霊の加護を受ける事が出来なくなり、加護を失っていくにつれて自らの色が白に近づいていく。加護を完全に失うと、肌・髪・瞳の色が真っ白になり、やがて衰弱して命を落とす。
 
エルフは《縁》の影響で縄張り意識が非常に強く、基本的に外界との交流を拒み、《縁樹》のもとで生涯生活する。
集落の規模は30人程度のものから1000人を超えるものまで様々。《縁樹》の効果が及ぶ範囲内で暮らせる人数には限りがあるため、大国ができることはない。
神話時代 は精霊がより力を持っていたため《縁樹》同士の加護が及ぶ範囲が被ることもあり、エルフ同士の縄張り争いが絶えなかったが、《神》が眠りについてからは精霊が弱体化すると共に《縁樹》の効果範囲が狭まり、《縁》の定着も以前より難しくなったため、エルフの数は徐々に減っていった。
今では好戦的な集落は軒並み滅び、自然の力を借りて生活することに長けている100人前後の温和な性質の集落が多く残っている。
 
 
《縁環(よすがのわ)》 という特殊な装飾品を身につけることで、エルフの《縁》の負の部分を一時的に無効化することができる。《縁環》はエルフの各部族ごとに数個のみ所有している秘宝で、有事で集落を出る際や他の集落と交流・情報交換をする際に特使が使用する。
 
ヒト族と交わり生まれた混血種(ハーフエルフ)は、《縁》の影響が半減するが精霊が懐きにくい。アギエル王国以外ではヒト族とエルフどちらの種族にも受け入れられないことが多いため、ほとんどのハーフエルフは《縁》を得られず幼くして死亡する。
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