階級章を持つ者は魔術書や禁書などの貴重な書物が収められている書庫の閲覧権を得たり、 魔術師協会 からの支援を受ける事が出来る。
階級章で区分される階級は5段階あるが、一般層の魔術師はこの階級章を持つに至らないため、下級でも持っているだけで一目置かれる。
魔力と権力は比例するため、権力の象徴とも成り得、西の大陸の各国は自国で抱える階級持ちの魔術師の数を競い合っている。
下図はあくまで「基本形」であり、中央の宝石は持ち主の主属性を表す物のため固定ではない。
また、扱える属性の種類、所有紋章などによっても形状が異なり、持ち主の能力値がこの階級章ひとつでわかる。階級章の裏にはグラフィエル魔術協会の紋が刻まれている。
階級はグラフィエル王国の魔術師協会が管理し、四季年に1度の試験と実績判定による更新が必要。成長が著しい場合や、より上を目指したい者は毎年更新を試みてもかまわない。普段は隠していても問題ないが携帯は必要。公式の場では胸に提示しなければならない。
■□□□□:D:一般魔術師/ティモシー(魔力を持つ優秀な個体)
■■□□□:C:中位魔術師/ギルダ(貴族や混血種に多い)
■■■□□:B:高位魔術師/アドラム(それなりの魔術師の血筋が必要)
■■■■□:A:最高位魔術師/オズバート(国王や魔術師協会の上層部)
■■■■■:S:神位魔術師/ニレル(サマエルのみが該当)
※あくまで「ヒト族基準」の格付け。 エルフ , 竜族 , ニュート , アイシクル もこれに当てはめることは出来るが、 竜 や イニス はこれらの枠におさまらないほどの能力を持っているため、ヒト族の基準では格付けは出来ない。