クネ王国

賢王マイヤー が治める、 西の大陸 でもっとも豊かな国で、比較的治安が良い。奴隷制度は撤廃されており、国土のすべてのヒト族は王都の名簿に記録され、賢王と4人の従王(大公)によって管理・保護されている。
ファンザム帝国 を脱した ティラルナツキ を庇護した国でもあり、西の大陸で唯一ファンザム帝国に対抗し得る武力を持つと言われている。
賢王マイヤーは、広大な国土の隅々までに目を行き届かせるため、身分を問わず成人した男子を王の直属の兵として雇い各地を巡察させる《見聞兵(オコ)制度》という独自の徴兵制度を設けている。 それにより常に一定数の武力を保持し、国土全体の管理と治安維持・他国への武力誇示・民への財の分配を同時に行っている。
 
クネ王国の国土の東端にはエルフとイニスが住んでいるが、クネ王国は異種族の存在と生活を尊重して国民による交流を禁じ、一切の不干渉を貫いている。 また、エルフ・イニスの存在は数百年前までは身近な存在だったため、クネ王国は異種族を扱った数々の歌や童話の舞台となっている。