エルダ樹海

精霊 と共に生きる種族《 エルフ 》が棲む樹海。森は精霊が住み着きやすいため、 精霊濃度 の低い 西の大陸 でエルフが生息できる数少ない区域。火・水・風・土属性のエルフがバランスよく分布し、巧く棲み分けている。 また、精霊の力を必要とする動植物もここに生息するため、固有種が多い。樹海の外周には侵入を阻む深い霧が発生しやすく、毒獣や毒草などが多く生息する。
 
エルフは精霊の加護を受けることで生きる妖精族で、かつて精霊が現在よりもはるかに力を持っていた 神話時代 は、西の大陸全域に生息していた。
精霊とエルフを繋ぐ 《縁》 を支えるのはその地に根を張る大樹のため、根の届かない海を渡ることはできず、東の大陸にはエルフは存在しない。
 
神話時代には エント族 と呼ばれる木人族が存在していたという。エルダ樹海の名の由来は、このエント族の長(=樹海の主)の名からとったもの。
全てのエント族は精霊の弱体化により今はただの樹木となり果てているが、濃霧や光の加減による錯覚で、稀に動いているようにも見えるという。