※このページで語られる「宗教」は、創作作品内に登場する架空のものであり、実在する宗教・団体などとは一切関係ありません。
闇と終焉の神「 パウ・ファンザム 」を唯一神として崇める一神教。
パウ・ファンザムは、四属性を従えているものと信じられている。「人は生まれた瞬間から終わりに向かって生きるもの」と考えられており、グラフィエル教とは安らかな終わりを迎えるための教えとされる。「月」「闇」「静寂」を神聖なものとしている。
人間はパウ・ファンザムに対して、救いを求めたり何かを感謝したりするというよりも、畏れ敬うべき存在として崇めることで信仰が成り立っている。
グラフィエル教の聖地であり中心となっているのは法王 サナトス ( クロノス の父)が治める グラフィエル王国 。グラフィエルの古い血統(高い魔力を持ち、闇魔法・時魔法を使役する一族)が中心になり教えを説く。
現在は神が降りた ファンザム帝国 のオリガ皇帝を生き神として崇めている状態である。
《ロザル教》
光と誕生の神「 ラニ・アンシャル 」と自然を神として崇める多神教。あらゆるものに「ラニ・アンシャル」の加護を受けた神や光が宿るとされる。自然の恵みを「ラニ・アンシャル」の恵みとし感謝することで信仰が成り立っている。赦しをこうたり救いを求めたりもする。「ラニ・アンシャル」は畏れるべき存在ではなく、母のような無償の愛を与えてくれる守り神として人を慈しむとされている。
人は生まれた時に始まり、光と共にその生涯を生きるものと考えられている。また、輪廻転生を信じており、死は次に受ける生への始まりであるとされる。「月」「光」「平穏」を神聖なものとしている。
中心は法王 ベル・リグ・ロザル が治める ロザル王国 。基本的にはロザル王家の正当な血を継ぐ者が法王となるが、王族の中には稀に時が止まる者が生まれると神の加護を受けし者 《神の子》 として特別な地位を与えられ、継承権順位を無視して王位を継ぐ。生き神は存在しない。
ロザル教国である アトラス聖王国 に対して大きな影響力を持つ。
《エーリエル派》
上記の神ではなく、《神》そのものと 四属性 と自然に宿るエネルギー( 精霊 )を信仰する宗派。
エルフ の 精霊信仰 に共通するものが多い 。エーリエル諸島 の本島は、 神話時代 が終わってもなお神の加護が残る地とされており、いかなる勢力からも不可侵の地である。
また、《年》の均衡を司る宗派とも言われ、フェーデ大聖堂にて毎年新年を迎える 《新年の儀》 が行われる。祭りにはその年に属する精霊が聖歌に引き寄せられて多く集まり、昼も夜もなく辺りをやわらかな光で照らす。
全ての道は精霊に繋がるとし、非人道的ではない限り、どんな宗派でも受け入れる寛容さがある宗派。
《他、ヒト族の宗派》
一般的な3つの宗派とは別に、様々な宗教が存在する。
また、ヒト族は3つの宗派とはまた別に、月や太陽、その地に根付く神を同時に信仰する傾向が強い。
《エルフの宗派》
精霊を介して最も神の恩恵を受けていたにもかかわらず神を信仰するという概念はなく、自然と精霊の加護を受け、感謝し、使役する考えを持つ。
ヒト族の宗派では「精霊信仰」というものにあたる。
《イニスの宗派》
宗教はないが、 イニスの里 の王の存在を絶対とする。王の事を「 ゼファー 」と呼び、信頼を寄せている。