時間

 
暦や時間は、大陸の権力者が抱え込んでいる 占星術師 が司る。
機械が普及していない&識字率が高くない事もあり、《時計》と呼ばれるものはほぼ存在しない。
ただし、 時魔法 を使役する グラフィエル王国 では時間に関する理解と技術が発達しており、 デイン王国 の協力を得て『魔力時計』を開発。魔力時計はある程度の魔力を持った者にしか扱えないが、貴族や富豪の間では普及している。
 大きな街であれば、鐘を鳴らすことで時刻を知らせて、行動の目安にしている。
時報せの鐘は朝4時(冬の年は6時)~夜6時(夏の年は8時)まで2時間間隔で計8回(冬7回・夏9回)。
1日の最初と最後は「カーン・カーン・カーン」と、少しの間をおいて3回。その他は「カーン・カーン」と、少しの間をおいて2回鳴らされる。
 小さな町・村・集落などでは中心部に高い塔や柱が建てられており、それが造る影の方向で時間を把握するという手段が取られている。または、月と太陽の位置で大体の時間を把握する。
鐘はあるが、主に刻を報らせる目的ではなく、週(10日)に1度のミサの召集や、警鐘(けいしょう)として使われている。

また、特定の意味を持つ鐘の鳴らし方が複数ある。